2013年07月15日
「イマヲツナグ」昨年作った新曲を今になって紹介
昨年新曲を作りました。
「奄美市連合青年団の歌」のアルバムに入っています。サモガリが感じる今を曲にしました。
今年が日本復帰60周年という事もあり、今更ながらに紹介しますが・・・サモガリの奄美感から出来た曲なので説明が超長文!!
はっきり言ってキガマライ!!
お付き合い出来る方は是非読んで下さい。出来ない方も読んでね。
1.サモガリ始め
サモガリ今年で15年になります!
結成当初は、奄美らしさ(地域性)を表現するに最適なシマ唄の若者離れが深刻だったので、このままだと奄美オリジナルの音楽が消えると思い、老若男女がシマ唄を楽しく感じられるようにと始めた!
20代前半までシマ唄など全く興味が無かったくせに!!
2.気づき
宇検村田検に住んだ経験から大切なことに気付いた。
シマ唄はかつての日本民謡大賞で、日本一をとるほど音楽性に長けている。
でも、忘れてならないのはシマ唄やその基盤となっている八月踊りをつくったシマ(集落)の“文化”、そしてそこに息づく“人々”が宝であること。
これが無くなるとペラペラだ~
3.シマ(集落)文化の継承は難しい
シマ行事は残念ながら人口が集中する名瀬地区には残っていない。だから大多数の人が経験する事が困難。名瀬以外の集落にはまだ昔からの行事が残っているところがまだまだあるが、その中にいながらそれを煩わしく思っている人も少なくない。だってシマ行事自体、“非日常”だから・・・。現代社会に必要ないと言われれば・・・、はいそれまで!!
4.“島”が好きな人
島の海・山・川・鳥・植物などを通して多くの人が言います「奄美が大好!」。とてもとても素晴らしいことだと思います!!その“島”が好きな人に「シマ(集落)を好きになれ!」と強要はしません。その人たちは奄美の遊ぶ資源を通して、色んな奄美の面白さを知ってるからむしろ教えてほしい!
5.知る機会
奄美のシマ文化を知る機会が無いのです。近年研究者の皆さんが奄美の事を調べています。これまでの定説とかではなく、新しい見解などがデータを基に検証されつつあります。
現在ワンキャが生きている土の上で、遥か大昔から色んな事が繰り広げられているんだなぁ~と奄美の奥深さに大変興味をそそられます。
このことをみんなと共有したいと、常々思うけどコトが大き過ぎて今のワンには不可能で~す。
(「しーま」の事務局の方どうにかなりませんか~!!)
6.先人スピリッツ!
古い時代から色んなところに統治されたシマ。だけど確実に大事にしてるモノがある。人と人との繋がり。
その表現としてシマの行事(シマサバクリ)があると思う。
琉球の時代に心の底から琉球政府に染まったとしたら、ワンキャは琉球音階の文化になっていてもおかしくない。
稲作をやめなければならなくなった時代に、豊年祭は無くなってもよかったはずだ。
でも先人は続けてきた。
だから今、時代が変わったからという理由で、古い仕来りが無意味で、やらなくても良いわけでは無いと思う。
そんな気持ちを伝えたく昨年曲を作りました。
ちょっと真面目な事を思って作ったので、サモガリっぽくない?!
「イマヲツナグ」
なきゃはぞめあらん わきゃはぞめあらん
昔親ふじのしつけさだめ
昔親ふじのしつけさるくとぅや
シマのあるなげや あらちたぼれ
※
繋いでゆくモノと変わりゆくコト
親ふじの時代とこれからの事
浜降りて風をうけて 大きく息を吸い込んで
今も昔も変わることのない 大きな力感じよう!
なまがでぃワキャシマや ふうさ流れの中に
山も海もチュゥも変わりゃしゃんばん
なま残るシマの 山と海とチュゥの
あるべき姿思てぃ 先ば見ち行きょや
※繰り返し
標準語訳
あなたが始めた訳ではない 私が始めた訳ではない
先人からのしつけ定め(伝承)
先人のしつけた事は
シマの色々なコトは こうあって欲しい←あやしい
今まで私たちのシマは 大きな流れの中に
山も海も人も 変わったが
今残るシマの山と海と人の
あるべき姿を思って 先を見据えて行こう
※ 標準語
最初の歌詞は八月踊りの共通歌詞の引用で、メロディは「西の実久(浦上)」からパクリ!!
お買い求めは→アーマイナープロジェクト
え〜結局、宣伝〜!!
長々お付き合いありがとうございました。
アディオス!!
「奄美市連合青年団の歌」のアルバムに入っています。サモガリが感じる今を曲にしました。
今年が日本復帰60周年という事もあり、今更ながらに紹介しますが・・・サモガリの奄美感から出来た曲なので説明が超長文!!
はっきり言ってキガマライ!!
お付き合い出来る方は是非読んで下さい。出来ない方も読んでね。
1.サモガリ始め
サモガリ今年で15年になります!
結成当初は、奄美らしさ(地域性)を表現するに最適なシマ唄の若者離れが深刻だったので、このままだと奄美オリジナルの音楽が消えると思い、老若男女がシマ唄を楽しく感じられるようにと始めた!
20代前半までシマ唄など全く興味が無かったくせに!!
2.気づき
宇検村田検に住んだ経験から大切なことに気付いた。
シマ唄はかつての日本民謡大賞で、日本一をとるほど音楽性に長けている。
でも、忘れてならないのはシマ唄やその基盤となっている八月踊りをつくったシマ(集落)の“文化”、そしてそこに息づく“人々”が宝であること。
これが無くなるとペラペラだ~
3.シマ(集落)文化の継承は難しい
シマ行事は残念ながら人口が集中する名瀬地区には残っていない。だから大多数の人が経験する事が困難。名瀬以外の集落にはまだ昔からの行事が残っているところがまだまだあるが、その中にいながらそれを煩わしく思っている人も少なくない。だってシマ行事自体、“非日常”だから・・・。現代社会に必要ないと言われれば・・・、はいそれまで!!
4.“島”が好きな人
島の海・山・川・鳥・植物などを通して多くの人が言います「奄美が大好!」。とてもとても素晴らしいことだと思います!!その“島”が好きな人に「シマ(集落)を好きになれ!」と強要はしません。その人たちは奄美の遊ぶ資源を通して、色んな奄美の面白さを知ってるからむしろ教えてほしい!
5.知る機会
奄美のシマ文化を知る機会が無いのです。近年研究者の皆さんが奄美の事を調べています。これまでの定説とかではなく、新しい見解などがデータを基に検証されつつあります。
現在ワンキャが生きている土の上で、遥か大昔から色んな事が繰り広げられているんだなぁ~と奄美の奥深さに大変興味をそそられます。
このことをみんなと共有したいと、常々思うけどコトが大き過ぎて今のワンには不可能で~す。
(「しーま」の事務局の方どうにかなりませんか~!!)
6.先人スピリッツ!
古い時代から色んなところに統治されたシマ。だけど確実に大事にしてるモノがある。人と人との繋がり。
その表現としてシマの行事(シマサバクリ)があると思う。
琉球の時代に心の底から琉球政府に染まったとしたら、ワンキャは琉球音階の文化になっていてもおかしくない。
稲作をやめなければならなくなった時代に、豊年祭は無くなってもよかったはずだ。
でも先人は続けてきた。
だから今、時代が変わったからという理由で、古い仕来りが無意味で、やらなくても良いわけでは無いと思う。
そんな気持ちを伝えたく昨年曲を作りました。
ちょっと真面目な事を思って作ったので、サモガリっぽくない?!
「イマヲツナグ」
なきゃはぞめあらん わきゃはぞめあらん
昔親ふじのしつけさだめ
昔親ふじのしつけさるくとぅや
シマのあるなげや あらちたぼれ
※
繋いでゆくモノと変わりゆくコト
親ふじの時代とこれからの事
浜降りて風をうけて 大きく息を吸い込んで
今も昔も変わることのない 大きな力感じよう!
なまがでぃワキャシマや ふうさ流れの中に
山も海もチュゥも変わりゃしゃんばん
なま残るシマの 山と海とチュゥの
あるべき姿思てぃ 先ば見ち行きょや
※繰り返し
標準語訳
あなたが始めた訳ではない 私が始めた訳ではない
先人からのしつけ定め(伝承)
先人のしつけた事は
シマの色々なコトは こうあって欲しい←あやしい
今まで私たちのシマは 大きな流れの中に
山も海も人も 変わったが
今残るシマの山と海と人の
あるべき姿を思って 先を見据えて行こう
※ 標準語
最初の歌詞は八月踊りの共通歌詞の引用で、メロディは「西の実久(浦上)」からパクリ!!
お買い求めは→アーマイナープロジェクト
え〜結局、宣伝〜!!
長々お付き合いありがとうございました。
アディオス!!
Posted by サーモン at 22:13│Comments(0)
│サモガリ活動